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「子どもにお金の勉強をさせたいけど、何から渡せばいい?」
私自身、3歳の子を育てながらこの問いをずっと持っていました。そんな中で手に取ったのが、両学長の『漫画 お金の大冒険』(ダイヤモンド社・2025年8月刊)です。
私が読み、さらにお金が大好きな小3の甥っ子にも読んでもらったので、この記事では「大人が読んでどうだったか」「子どもは実際どう反応したか」の両方を、正直にレビューします。
結論を先に言うと——
- 大人が自分の勉強用に買うと、正直物足りない
- でも、子どもと一緒にお金(稼ぐ・投資・詐欺)を学ぶ入口としてはとても良い
- 大人は『お金の大学』、子どもは『お金の大冒険』→『お金の大学』の順がおすすめ
です。順番に説明します。
『漫画 お金の大冒険』はどんな本か
著者は、192万部超の『本当の自由を手に入れる お金の大学』で知られる両@リベ大学長。本作はその子ども向け・漫画版という位置づけです。
- 異世界に飛ばされた少年ソータが、仲間と冒険しながら「稼ぐ・貯める・増やす・守る・使う」の5つの力を身につけていくストーリー
- オールカラーの漫画で、活字が苦手でも読み進めやすい
- 対象は子どもから大人まで。ただし後述のとおり、実質的なボリュームゾーンは小学生〜中学生だと感じました
『お金の大学』を読んだことがある人なら分かると思いますが、土台にある考え方は完全に同じです。5つの力のフレームワークを、説明ではなく「物語の中の体験」として学べるようにした本、というのが私の理解です。
大人の正直な感想:自分の勉強用なら物足りない
まず正直に書きます。FP3級を取って家計の見直し(貯蓄型保険の解約やNISAへの集約)を一通りやってきた大人の目には、「めっちゃ勉強になる!」という新しい発見は正直ありませんでした。
子ども向けの本なので当たり前ではあるのですが、大人が自分のために1冊選ぶなら『お金の大学』のほうをおすすめします。内容の深さと網羅性が違います。
ただ、読んでいて「これは良い」と感じたのは、「お金を稼ぐ」ことへの意識や考え方を、子どもが学びやすい形に落とし込んでいる点です。
日本の家庭や学校では「貯めなさい」「無駄遣いしないの」という話はよくされる一方で、「どうやって価値を生んで稼ぐか」「増やすとはどういうことか」「怪しい話をどう見抜くか」を子どもに教える機会はほとんどありません。この本は、その欠けている部分——稼ぐマインド・投資の考え方・詐欺への警戒——を物語で自然に体験させてくれます。ここは『お金の大学』と同じ思想で、それを子ども向けに再設計したのが本作、という感触です。
小3の甥っ子の反応:1日で読み切った
うちの子はまだ3歳なので、まずお金が大好きな小学3年生の甥っ子に読んでもらいました。
結果は——1日で読み切りました。
もともとお小遣いの計算が好きなタイプではあるのですが、オールカラーの漫画で冒険モノという体裁が効いていて、「勉強させられている感」なく最後まで進んだようです。感想を聞くと、素直に「面白かった」とのこと。
お金の本を子どもに渡して積まれずに完走されるというのは、それだけで価値があると思います。入口の本の役割は、正確さや網羅性より「最後まで読めること」なので。
我が家の3歳児には、小学校中学年くらいになったら渡そうと考えています。ストーリーを楽しみながら5つの力の言葉に触れておいて、中高生になったら『お金の大学』にステップアップ、というのが今の計画です。
『お金の大学』との違いと、おすすめの読み方
| お金の大冒険 | お金の大学 | |
|---|---|---|
| 形式 | オールカラー漫画(冒険ストーリー) | フルカラー・イラスト多めの解説書 |
| 想定読者 | 子ども〜(実感としては小中学生が中心) | 大人(高校生以上なら読める) |
| 内容 | 5つの力の入口・稼ぐマインド・詐欺への警戒 | 5つの力の実践(保険・通信費・NISA・副業まで具体的) |
| 大人が読むと | 物足りない | 家計改善の実用書として十分 |
私のおすすめの読み方はこうです。
- 大人:『お金の大学』を読む(本作は不要)
- 子ども:『お金の大冒険』を入口に → 中高生で『お金の大学』へ
- 活字がとにかく苦手な大人:実は『お金の大学』もフルカラーでイラストが豊富なので、まず『お金の大学』を試してみて、それでも重ければ本作から入るのもあり
つまり本作は「子どものお金教育の1冊目」として買うのが一番ハマります。「親子で同じフレームワーク(5つの力)を共有できる」のは、家庭でお金の話をするときの共通言語になるので、想像以上に便利です。
合わない人・注意点
正直レビューの流儀として、合わないケースも書いておきます。
- 大人が自分の勉強用に買うのには向きません。『お金の大学』か、お金の勉強で読んでよかった本5冊で紹介した本をどうぞ
- 未就学児にはまだ早いと感じます(漫画とはいえ、お金の概念と文章量は小学生向けです)
- 「読んだだけ」で終わらせないなら、家庭側の仕掛けも必要です。我が家では児童手当を子ども名義の口座で自動積立にしていて、子どもが大きくなったらこの実際の口座を教材にするつもりです。本×実践のセットで初めて効くと思っています
まとめ:子どものお金教育の「1冊目」として優秀
- 大人には物足りない。ただしそれは子ども向けの本として設計されているから
- 稼ぐ・投資・詐欺という「家庭で教えにくい部分」を物語で自然に学べるのが最大の価値
- 小3の甥は1日で完走。「最後まで読める」お金の本というだけで入口として合格
- 親は『お金の大学』、子は『お金の大冒険』→『お金の大学』の2段構えがおすすめ
子どもの教育費そのものについては、学資保険ではなくNISAを選んだ理由も併せてどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q1. 『お金の大冒険』は何歳から読めますか?
明確な対象年齢の表記はありませんが、実際に読ませた感触では小学校中学年(3〜4年生)くらいからが目安だと思います。お金が好きな小3の甥は1日で読み切りました。未就学児にはまだ早く、我が家の3歳児にも中学年になってから渡す予定です。
Q2. 『お金の大学』と内容は重複しますか?
土台の考え方(稼ぐ・貯める・増やす・守る・使うの5つの力)は同じです。『お金の大学』が大人向けの実践的な解説書なのに対し、『お金の大冒険』はその入口を漫画のストーリーで体験させる子ども向けの本、という関係です。大人は『お金の大学』だけで十分です。
Q3. 大人が読んでも役に立ちますか?
FP3級保有の私が読んだ正直な感想としては、大人が自分の勉強用に読むには物足りません。ただし「子どもと一緒に、稼ぐこと・投資・詐欺について学ぶ」目的なら、親子の共通言語を作れる良い本です。
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。紹介している書籍は実際に購入・読了したものです。