楽天・SBI・マネックス証券を3社使った正直な感想【投資初心者には楽天証券一択の理由】

楽天・SBI・マネックス証券を3社使った正直な感想【投資初心者には楽天証券一択の理由】
目次

証券口座、どこで開けばいいのか——正直、最初は私もよくわかりませんでした。

「楽天証券がいい」「いや、SBIのほうが機能が豊富」「マネックスは分析ツールが優秀」……ネットには意見が溢れていて、どれが自分に合うのか判断できない。

私は結局、楽天証券・マネックス証券・SBI証券の3社すべてに口座を開設しました。それぞれの開設理由は異なりますが、3社を実際に使い続けてわかったことがあります。投資初心者にはほぼ間違いなく楽天証券が最適解です。

この記事では、実際に3社を使ってきた体験をもとに、各社の正直な感想とおすすめの選び方をお伝えします。


まず大前提:銀行ではなくネット証券を選ぶべき理由

「NISAを始めたい」と思ったとき、地銀や大手メガバンクで口座を開こうとする人がいます。身近だし、信頼できる気がするから。

でも、これは大きな落とし穴です。

銀行でもNISAで投資信託を購入することはできます。しかし、銀行で売られている投資信託の手数料(信託報酬)は、ネット証券と比べて圧倒的に高いのです。

手数料の差が30年で571万円になる計算

ネット証券で人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は年率約0.06%

一方、銀行窓口で販売される一般的な投資信託の信託報酬は1.5%前後が多いです。

「たった1.5%の差でしょ?」と思うかもしれません。でも複利運用すると、この差が膨らみます。

条件月3万円積立・年利5%想定・30年間
ネット証券(実質4.94%)約2,489万円
銀行(実質3.5%)約1,918万円
差額約571万円

元本は同じ1,080万円。それなのに、手数料の違いだけで571万円もの差が生まれます。これが長期投資における「コスト」の恐ろしさです。

ネット証券を選ぶことは、長期投資において最初の、そして最も重要な意思決定です。


私が3社を開設した経緯

開設した順番は、楽天証券 → マネックス証券 → SBI証券です。

それぞれのきっかけはこうです。

開設順証券会社きっかけ
1社目楽天証券旧NISA口座の開設のため
2社目マネックス証券「銘柄分析ツールが優秀」と聞いて
3社目SBI証券ライザップ株を購入したかったため(チョコザップの株主優待目当て)

最初から3社を比較して選んだわけではなく、それぞれ別の理由で開設したのが正直なところです。

現在の使い分けはシンプルで、メインは楽天証券、SBI証券は楽天で買えない銘柄のみ、マネックスはほぼ使っていません。


3社を使って気づいた、正直な感想

楽天証券:初心者に最もおすすめできる

良かった点

なんといってもUIのわかりやすさが群を抜いています。スマホアプリを開いた瞬間から、何をどこで操作すればいいかが直感的にわかる。パソコンが苦手な方でも迷いにくい設計です。

楽天経済圏を活用している人にとってはさらに相性が良く、楽天ポイントで投資信託を購入することもできます。日々の買い物で貯まったポイントを運用に回せるのは、地味ながら確実なメリットです。

楽天銀行との連携も優秀。「マネーブリッジ」という機能を設定しておくと、証券口座の残高が不足したとき、楽天銀行から自動的に入金してくれます。うっかり残高不足で購入できなかった、という事態を防げます。

配当金の管理については「iGrow(アイグロー)」というアプリが使いやすく、その年に受け取り予定の配当金の合計額も確認できます。「年間でいくらもらえるのか」が見えると、長期投資のモチベーションが上がります。

気になった点

特段見当たりません。強いて言えば、証券会社としての機能の豊富さではSBI証券に劣る部分もありますが、初心者にとっては「シンプルで使いやすい」ほうが正義です。


SBI証券:楽天で買えない銘柄のために持つ

良かった点

楽天証券で取り扱っていない銘柄を購入できることが、私にとって最大の理由です。私の場合はライザップ(チョコザップの親会社)の株式が目当てでした。

住信SBIネット銀行との連携が可能な点も便利です。SBIグループ内でお金を動かすシームレスな体験は、楽天グループと同様の強みです。

配当金の管理には「SBI証券+」というアプリが使えます。ただし確認できるのは受け取り済みの配当金のみで、今後の受け取り予定は表示されません。この点は楽天証券(iGrow)のほうが優れていると感じます。

気になった点

UIが使いづらい——これが最大の不満です。メインで使いたいとは思えないほどで、私にとってはサブ口座として使う理由が「楽天で買えない銘柄のため」だけになっています。


マネックス証券:特にメリットを感じられなかった

マネックス証券は「銘柄分析ツールが優秀」という評判を聞いて開設しました。実際、分析ツールの質は高いようです。

ただ、個人的にはほぼ使っていません。楽天証券で大半の投資ニーズが満たせてしまうこと、分析ツールを活用するほどアクティブに個別株を研究しているわけでもないことが理由です。

個別株の銘柄分析に深くコミットしたいアクティブ投資家には向いているかもしれませんが、NISAで積立投資をしたい初心者には、優先度は低いと思います。


3社の比較まとめ

項目楽天証券SBI証券マネックス証券
UIの使いやすさ
楽天経済圏との相性
ポイント投資◎(楽天ポイント)〇(Tポイント等)〇(マネックスポイント)
銀行連携◎(楽天銀行)〇(住信SBI)
配当金の見える化◎(受取予定も表示)〇(受取済みのみ)
銘柄の取扱数
分析ツール
初心者おすすめ度

初心者へのおすすめ:まず楽天証券1択

投資を始めるなら、最初の1社は楽天証券をおすすめします。

理由は明確です。UIが圧倒的にわかりやすく、楽天銀行・楽天カードとの連携で使い勝手が良いから。難しいことを考えなくていい。アプリを開けば状況が把握できる。これが初心者にとって最も重要な条件です。

特にこんな方に楽天証券は向いています。

  • スマホ操作はできるが、金融系のUIが難しいと感じる方
  • 楽天市場・楽天カード・楽天銀行をすでに使っている方
  • NISAでeMAXIS Slim系のインデックス投資信託を積み立てたい方

楽天銀行も同時に開設しておくと、マネーブリッジの自動入金機能で「証券口座の残高不足」を気にしなくて済みます。

SBI証券を追加で開設するタイミングは、楽天証券で取り扱いのない銘柄(個別株)を購入したくなったときで十分です。最初から2社開設する必要はありません。

マネックス証券は、個別株の分析を本格的に始めたいと思ったときに検討してみてください。


NISA口座についての重要な注意点

NISA口座は、1人1口座しか持てません。楽天証券でNISA口座を開設したら、SBI証券ではNISA口座を開けない、ということです。

「やっぱり別の証券会社に移したい」と思ったとき、NISA口座の移管は可能です。ただし手続きが複雑で、移管できるのは翌年以降になるなどのルールがあります。できれば最初から「ここで長く使う」と決めた証券会社でNISA口座を開くのが理想です。

証券口座(一般口座・特定口座)は複数社で持てますが、NISA口座だけは1社に絞る必要があります。この点だけは開設前に必ず把握しておいてください。


まとめ:証券口座選びは最初の1社が9割

長々と書いてきましたが、結論はシンプルです。

  • 投資初心者の1社目は楽天証券
  • 楽天銀行も一緒に開設すると便利
  • 楽天経済圏にいるなら楽天証券一択
  • SBI証券は「楽天で買えない銘柄」のためのサブ口座
  • マネックス証券は本格的な銘柄分析をしたい人向け
  • NISA口座は1人1口座のみ(移管は可能だが手間がかかる)

そして何より——ネット証券を選ぶこと自体が、長期投資で最も重要な意思決定のひとつです。銀行窓口で投資信託を買うのと比べて、30年後に500万円以上の差が生まれることを忘れないでください。

まだ証券口座を持っていないなら、今日始めるのが一番早い。


よくある質問

Q. 証券口座は複数持っても問題ない? A. はい、一般口座・特定口座は複数の証券会社で開設できます。ただしNISA口座は1人1口座のみです。

Q. 楽天証券のNISA口座で買えるeMAXIS Slimシリーズは何がある? A. 全世界株式(オール・カントリー)・米国株式(S&P500)・先進国株式など主要なラインナップは揃っています。

Q. 楽天銀行と楽天証券を連携するメリットは? A. マネーブリッジ機能により、証券口座残高不足時に楽天銀行から自動入金されます。また楽天銀行の普通預金金利が年0.1%に優遇されます(2026年6月時点)。

Q. マネックス証券はどんな人に向いている? A. 個別株の銘柄研究を深くやりたい方。銘柄スカウターなどの分析ツールが充実しています。NISAで積立投資メインの初心者には優先度は低いです。

Q. SBI証券のUIはどのくらい使いにくい? A. 機能が多すぎてメニューが複雑な印象です。慣れれば問題ないレベルですが、楽天証券のシンプルさに慣れると差を感じます。

Q. 楽天証券でポイント投資はどうやる? A. 楽天カードのクレジットカード積立設定や、保有楽天ポイントを投資信託の購入に充てることができます。毎月の設定画面から簡単に設定可能です。


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