お金の勉強で読んでよかった本5冊ランキング【FP3級保有者の家計改善実体験】

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お金の勉強で読んでよかった本5冊ランキング【FP3級保有者の家計改善実体験】
目次

「お金の勉強、何から始めればいい?」

転職と並行して家計の見直しを始めたタイミングで、私自身もこの問いに何度も立ち止まりました。正解が1つに決まらないからこそ、信頼できる本を何冊か読んで判断軸を作るのが、結果的に一番遠回りに見えて近道だったと感じています。

この記事では、FP3級を取得した私が、お金の勉強で実際に読んでよかった本5冊をランキング形式で紹介します。

具体的には、

  • 1位:両学長『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』
  • 2位:山崎元『新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』
  • 3位:山崎元『がんになってわかった お金と人生の本質』
  • 4位:チャールズ・エリス『敗者のゲーム』
  • 5位:本多静六『私の財産告白』

の5冊です。

我が家は実際にこれらの本を読んだ結果、貯蓄型保険3社を全解約してNISAに移したがん保険・医療保険を解約した学資保険を選ばず児童手当を全額S&P500に投資するといった具体的なアクションに踏み切ることができました。

ランキングと一緒に、それぞれの本を読んで実際の家計がどう変わったかも書いていきます。


第1位:両学長『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』

ジャンル:マネーリテラシー全般入門

「お金の勉強を1冊だけ選ぶなら?」と聞かれたら、迷わずこの本を推します。

全ページフルカラー・図解中心の圧倒的な読みやすさ

この本の最大の特徴は、全ページがフルカラーで、ほぼすべてのページにイラストや図解が入っていることです。お金の本というと、文字びっしりで難しい印象を持つ方も多いと思いますが、この本に関してはその不安は不要です。

私自身、お金の本を読むのが苦手だった時期に、この本を最初に手に取ったことで「お金の本でもこんなに読みやすいものがあるのか」と驚いた記憶があります。読書習慣がない人でも2〜3時間で読み切れる作りになっています。

第1版と改訂版の違い

『お金の大学』には2つのバージョンがあり、内容が一部異なります。これから買う方は混同しがちなので整理しておきます。

発売日タイトル定価(税込)
第1版2020年6月『本当の自由を手に入れる お金の大学』1,540円
改訂版2024年11月20日『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』1,650円

第1版は2020年6月に発売され、お金の入門書としては日本で最も読まれている本の1つとなりました。改訂版発売前の時点で累計142万部突破という超ロングセラーです。

その後、2024年スタートの新NISA制度に合わせて、2024年11月20日に改訂版が発売されました。改訂版では主に「増やす力」の章を中心に新NISAへの対応が加筆され、第1版から52ページが加筆されています。最新の社会保険・税金・投資環境にも対応した内容です。

改訂版は**「2025年上半期ビジネス書ランキング1位」(日販調べ)**を獲得しています。

これから1冊買うなら、改訂版を強くおすすめします(新NISAに対応している分、現代の家計判断にすぐ使えるため)。

価格がとにかく安い

改訂版でも定価1,650円・税込。フルカラーで300ページ超のビジネス書としては破格の安さです。通常、この内容ボリュームだと2,000〜2,500円が相場です。

「お金の勉強の本にいくらまで出すか迷う」「投資の本ってちょっと胡散臭くて気が引ける」というハードルを、まず価格で取り払ってくれる1冊になっています。

発行部数:累計200万部突破のベストセラー

第1版と改訂版を合わせた累計発行部数は200万部を突破しており、お金の入門書としては日本で最も読まれている本の1つです。

内容:5つの力でお金の全体像を学ぶ

本書の骨格は、「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5つの力でお金を整理する枠組みです。

内容
貯める力固定費削減(保険・通信費・家賃・電気・税金)
稼ぐ力給与所得+副業の組み立て方
増やす力NISA・iDeCo・投資信託・株式の基礎
守る力詐欺・税金・浪費から資産を守る
使う力価値ある体験や時間を買う考え方

この5つの力で、家計の現状を整理して、何から手をつければよいかが一発でわかる構造になっています。

この本を読んで我が家がやったこと

私はこの本を読んだことで、家計の「守る力」「貯める力」「増やす力」の不足を強く自覚しました。

具体的には、

  • 投資用ワンルームマンションを売却(別記事で詳述予定)
  • 貯蓄型保険3社をすべて解約してNISAに移行(詳細記事はこちら
  • がん保険・医療保険を解約(詳細記事はこちら
  • 日本の高配当株を個別で買い始めた

といった、家計史に残るレベルの大きな決断ができたきっかけがこの本でした。

特に「日本の高配当株」については少し補足します。日本株には、米国株のSPYDやVYMに相当する優良な高配当インデックス投資信託が(記事執筆時点で)ほぼ存在しません。そこで、本書で学長が繰り返し強調している**「セクター分散・銘柄分散」の考え方を参考に、自分で日本の高配当株を複数銘柄組み合わせて運用**しています。インデックス投資(米国・全世界株式)一本では取れない「日本円ベースの配当キャッシュフロー」を補う位置づけです。なお、銘柄はリベシティ(後述)で配信されている高配当株銘柄を参考にしています。

リベシティもおすすめ:本書をさらに深掘りしたい方へ

両学長が運営するオンラインコミュニティ リベシティ も、本書と組み合わせるとさらに学びが深まります。

家計改善・副業・投資・節約・転職など、お金にまつわるテーマ別のチャットルームが用意されていて、同じ悩みを持つメンバー同士で情報交換できるのが大きな特長です。本だけだと「読んで終わり」になりがちですが、リベシティでは「他の人がどう実践しているか」が見えるので、行動に移しやすくなります。

(私は外部の回し者ではなく、実際に使っている1ユーザーとしての感想です)

こんな人におすすめ

  • お金の勉強を何から始めればいいかわからない人
  • 文字が多い本が苦手で、読書習慣がない人
  • 家計の全体像をまず一覧で把握したい人
  • 配偶者や家族にもお金の話を共有したい人(読みやすいので家族で回し読みしやすい)

第2位:山崎元『新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』

ジャンル:投資入門(インデックス投資)

著者の山崎元氏は、楽天証券経済研究所の客員研究員も務めた経済評論家で、金融商品の手数料の不透明さを長年指摘してきた人物です。

会話形式で「結論」がそのまま書かれている

本書は、著者の山崎元氏が、お金の知識ゼロの大橋弘祐氏に質問されながら答えていく対話形式で書かれています。

最大の特徴は、**「結論をそのまま書く」**スタイル。たとえば、

  • 「貯蓄型保険は入ってはいけません」
  • 「投資はインデックスファンドの全世界株式 or 米国株式1本でいい」
  • 「個別株は買ってはいけません」

など、迷いがちな論点に対して明確な結論を提示してくれるので、読み終わったあとに何をすればよいかが具体的にわかります。

新NISA対応の最新版

2023年12月7日に新NISA対応の「超改訂版」が発売され、最新の制度に基づいた具体的な銘柄選定や口座開設の手順まで紹介されています。

シリーズ初版(2015年12月)から続くベストセラーで、「難しいことはわかりませんが」シリーズ累計60万部超のロングセラーです。長年にわたって読まれ続けてきた信頼性の高い1冊です。

この本を読んで我が家がやったこと

私はこの本を、貯蓄型保険を解約するかどうか迷っていた時期に読みました。「貯蓄型保険は入ってはいけない」とハッキリ書かれていたことが、最終的な解約の決断につながりました。

貯蓄型保険3社をすべて解約した話の決定打になった本でもあります。

こんな人におすすめ

  • 投資をやってみたいが、何を買えばいいか決められない人
  • 保険のセールスや銀行員の提案に流されやすい人
  • 「結論だけ早く知りたい」タイプの人

第3位:山崎元『がんになってわかった お金と人生の本質』

ジャンル:人生観・お金観・がん保険

著者の山崎元氏は、2022年に食道がんが見つかり、闘病の末2024年1月に逝去されました。その最後の著作として刊行されたのが本書です(朝日新聞出版、2024年7月発売)。

「がん闘病当事者」が書いた「がん保険」論

がん保険を売りたい保険会社や、がん保険に入っていてよかったと語る体験談は世にあふれています。一方で、「実際にがんになった経済評論家」が、保険・治療費・人生観について書いた本はほとんど存在しません

本書では、

  • がん治療の実費は意外と少ない(高額療養費制度・健康保険の手厚さ)
  • がん保険は「不安への課金」になりがちである構造
  • 治療よりも**「自分の人生で本当にやりたかったこと」**にお金と時間を使うべき

といった、当事者だからこそ書ける論点が冷静に整理されています。

この本を読んで我が家がやったこと

私と妻はそれぞれ親をがんで亡くしており、漠然と「がん保険には入っておいたほうがいい」と考えて夫婦で保険料を払い続けていました。

しかしこの本を読んで、自分たちが払い続けていたがん保険料が「不安への課金」だったと自覚できました。その結果、がん保険・医療保険をすべて解約し、夫婦で月1万円の保険料が消えました。

「親ががんだったから、自分も保険に入っておかないと不安」という感情に流されている方には、特に読んでほしい1冊です。

こんな人におすすめ

  • がん保険に入っているが、本当に必要か迷っている人
  • 親や親族ががんだった経験があり、漠然と保険に入っている人
  • 「お金と人生の優先順位」について考え直したい人

第4位:チャールズ・エリス『敗者のゲーム』

ジャンル:インデックス投資の古典

世界中の投資家から**「インデックス投資のバイブル」**と呼ばれている古典的名著です。原著の初版は1985年で、現在は第8版(日本語版も第8版、2022年刊)まで改訂が続いています。

「敗者のゲーム」というタイトルの意味

著者のチャールズ・エリスは、プロのアクティブ運用ファンドの大半が、長期では市場平均(インデックス)に負け続けてきたことをデータで示しました。

このことから、

  • アクティブ運用は**「勝者のゲーム」ではなく「敗者のゲーム」**である
  • ミスを減らした方(インデックス投資家)が、結果として勝つ

というのが本書の中心メッセージです。

この本のすごいところ:30年以上前から同じことを言い続けている

1985年初版から一貫して、**「市場に勝とうとせずインデックスを買え」**と言い続けている本です。

近年、新NISAブームで「インデックス投資が一番」という主張は当たり前のように聞きますが、その原典の1つがこの本です。

つまり、いまブームになっているインデックス投資論の理論的支柱を学べる本でもあります。

実生活への落とし込み方

私は本書を読んだことで、**「個別株や為替取引に手を出さない」**判断を強化できました。

我が家のメインの運用は、子ども名義の口座も含めてeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 1本に集約しています(児童手当の運用記事で詳述)。「敗者のゲーム」の論を理解した上での1本集中であれば、相場が下がっても心が折れません。

こんな人におすすめ

  • インデックス投資を始めたばかりで、理論的な裏付けが欲しい人
  • 個別株や仮想通貨に手を出そうか迷っている人
  • 「なぜインデックス投資が正しいのか」を歴史と理論から知りたい人

第5位:本多静六『私の財産告白』

ジャンル:古典・自伝・資産形成哲学

著者の本多静六氏(1866〜1952)は、東京帝国大学(現・東京大学)農学部教授として日比谷公園の設計などに携わった、明治〜昭和初期の人物です。同時に、月給の4分の1天引き貯金長期分散投資で巨額の資産を築き、晩年にそのほとんどを匿名で寄付したことでも知られています。

1950年の本なのに、内容が古びていない

初版は1950年(昭和25年)。今から70年以上前の本ですが、内容の本質は今も通用するどころか、現代のFIRE(早期退職)や4%ルールの議論にそのままつながります。

具体的には、

  • **「収入の25%を強制的に貯金・投資に回す」**ルール
  • **「長期で分散投資する」**思想
  • **「お金は人生の手段であって目的ではない」**という哲学

など、いま読んでも色褪せない原則が並びます。

「お金の本」を超えて「人生の本」になる

本書は単なる資産形成のテクニック本ではなく、**「働くこと」「家族」「社会への還元」**まで含めた人生観の本でもあります。

「お金を貯めて何のために生きるのか」という、現代でも答えが見つかりにくい問いに、本多氏の人生そのものを通して回答が示されています。

この本を読んで気づいたこと

私はこの本を読んで、「お金は手段であって目的ではない」という当たり前のことを再確認できました。

NISAやS&P500の積立を続けていると、評価額の上下が気になって本来の目的を見失いがちですが、**「子どもの教育費・夫婦の老後資金・人生でやりたいこと」**という最終目的を意識し続けることの重要性を思い出させてくれます。

こんな人におすすめ

  • 投資テクニックではなく「人生観」としてのお金を学びたい人
  • 古典に興味がある人(読み口は格調高く、文体に味わいがあります)
  • 子育てしながらお金を貯めることの意味を見直したい人

5冊の読む順番のおすすめ(ランキングと同じですが)

最後に、5冊を初心者向けの読みやすさ順にまとめると次のとおりです。

順位タイトル読みやすさおすすめ用途
1位両学長『お金の大学』★★★★★全体像把握・最初の1冊
2位山崎元『難しいことはわかりませんが…』★★★★★投資の結論をすぐ知りたい人
3位山崎元『がんになってわかった…』★★★★☆保険を見直すきっかけに
4位エリス『敗者のゲーム』★★★☆☆インデックス投資の理論武装
5位本多静六『私の財産告白』★★★☆☆古典・人生観として

最初の1冊は両学長の『お金の大学』、次に山崎元の入門書2冊、その後に『敗者のゲーム』と『私の財産告白』で理論と哲学を厚くする順番が、無理なく学べるルートです。


まとめ:お金の勉強は「複数の信頼できる本」で軸を作るのが近道

今回紹介した5冊は、1冊で全部わかる本ではなく、複数読んで自分の軸を作るための土台です。

学べること
両学長『お金の大学』家計の全体像
山崎元『難しいことはわかりませんが…』投資の具体的な結論
山崎元『がんになってわかった…』保険を見直す視点
エリス『敗者のゲーム』インデックス投資の理論
本多静六『私の財産告白』資産形成の哲学

私自身、これら5冊を読んだことで、

といった、家計の構造そのものを変える大きな決断ができました。

「お金の勉強は何から始めればいい?」と迷っている方は、まずは1位の両学長『お金の大学』から手に取ってみてください。フルカラーで読みやすく、1,600円台というハードルの低さで、お金の全体像が一気に見えてきます。


免責事項:本記事は筆者個人の読書体験・家計改善体験を共有するものであり、特定の投資手法や保険の解約を推奨するものではありません。投資・保険の判断は必ずご自身の責任で行ってください。