FP3級を1週間で取った話【転職前のライフプランニングが目的だった】

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FP3級を1週間で取った話【転職前のライフプランニングが目的だった】
目次

「FP3級なんて意味ない」

ネット記事を読むとよく見かけるフレーズです。実際、FP3級を持っているからといって、できる仕事が増えるわけではありません。

それでも私は、転職を決断する前にFP3級を取得しました。理由は「自分のライフプランを、感覚ではなく数字で判断したかった」からです。

この記事では、FP3級を取得した動機・学習方法・取って良かったこと・正直なところを、当ブログ運営者の体験談として書きます。


結論:FP3級そのものに意味はない。でも「金融リテラシーの土台」としては最強

最初に結論を書きます。

  • FP3級単体で何かができるようになるわけではない
  • ただし、生きていく上で必要な金融知識が体系的に網羅されている
  • 取得を通じて、保険・年金・税金・相続の全体像が頭に入る
  • すべての社会人におすすめできるコスパの良い資格

「資格マニアになる必要はない」けれど、「人生で1度はやっておく価値がある勉強」だと感じています。


FP3級を取った経緯

私がFP3級を取得したのは、転職活動を本格化させる直前(2024年2〜3月頃)でした。

当時の状況

  • 公務員からIT業界(SES)への転職を検討中
  • 転職後は年収が一時的に下がることが確定
  • 子どもがまだ1歳前後
  • 貯蓄型保険の解約を始めた直後

「自分のライフプランを、感覚ではなく数字で判断したい」——これがFP3級を受験した最大の動機です。

転職前に取得したことの効果

FP3級の学習を通じて、以下が数字で見えるようになりました。

  • 公的保障(高額療養費・遺族年金)でカバーされる範囲
  • 必要な生命保険の額
  • 住宅費・教育費の長期試算
  • 退職金・年金の概算

その結果、「転職で年収が一時的に下がっても、家計は成立する」と数字ベースで判断でき、転職を決断できました。

公務員→IT転職の話は別ブログで書いていますが、その根拠の半分はFP3級で身につけたライフプランニングの考え方でした。


FP3級の試験概要

項目内容
試験機関日本FP協会 / 金財(きんざい)
試験形式学科試験 + 実技試験
学科出題範囲ライフプランニングと資金計画 / リスク管理 / 金融資産運用 / タックスプランニング / 不動産 / 相続・事業承継
実技個人資産相談業務 / 保険顧客資産相談業務 等から1つ選択
私が受験した内容きんざい・個人資産相談業務を選択
受験料学科 4,000円 + 実技 4,000円 = 8,000円(2024年時点)
合格率学科・実技ともに70〜80%
試験方式CBT方式(通年いつでも受験可能)

「合格率70%超」と聞くと簡単に思えます。実際、合格自体は難しくありません。コツコツやれば誰でも取れます


学習方法:YouTubeだけで1週間

正直に書きます。私が使った教材はほぼ1つだけでした。

使った教材

YouTube:ほんださんの「FP3級爆速講義」

→ YouTubeで「FP3級 爆速講義 ほんださん」と検索すれば一発で見つかります

ほんださんが、FP3級の学科試験範囲を体系的に解説してくれている無料動画講座です。

動画は数時間にまとまっていて、繰り返し見るだけで合格レベルに到達できます。私は他のテキスト・問題集を一切使いませんでした。

学習スケジュール

期間内容
1〜3日目ほんださんの爆速講義を一通り視聴
4〜5日目同じ動画を2周目(ポイントを意識して視聴)
6日目3周目 + 苦手分野をピンポイント復習
7日目受験

約1週間・動画を繰り返し見るだけで、学科・実技ともに合格しました。

なぜ書籍を買わなかったか

当時の私の優先順位は「最短で全体像を掴む」ことでした。書籍は読み込みに時間がかかります。動画なら通勤中や家事の合間にも進められる。

1週間でFP3級を取りたい人」には、書籍より動画講座のほうが効率的だと感じます。

ただし、じっくり学びたい人や紙で残したい人は書籍も有効です。「みんなが欲しかった!FPの教科書」シリーズが定番です。


FP3級を取って良かったこと

取得して半年以上経った今、特に家計運用で役立ったと感じる4点を挙げます。

① 民間保険の考え方が変わった

保障と運用は分ける」「公的保障の上に民間保険を積む」という発想が身につきました。

これが貯蓄型保険3社の解約がん・医療保険の解約掛け捨て定期保険の選び方につながりました。

FP3級を取らなかったら、今でも貯蓄型保険を払い続けていた可能性が高いです。

② 公的医療制度・公的保険の手厚さを認識できた

高額療養費制度の自己負担限度額、傷病手当金の支給期間、健保組合の付加給付——FP3級の試験範囲です。

これを知らない人ほど、民間の医療保険・がん保険に過剰加入してしまいます。「公的保障で何がカバーされるか」を最初に知ることが、家計のコスト削減で一番効く——これがFP3級で得た最大の収穫です。

③ 生命保険の必要保障額を計算できるようになった

遺族年金 + 配偶者の収入 - 必要な生活費 = 不足分」という計算の枠組みが身につきました。

掛け捨て生命保険の選び方の記事で書いている必要保障額の試算は、FP3級の学習が土台になっています。

④ 相続の全体像が頭に入った

相続税の基礎控除(3,000万円 + 600万円×法定相続人)・配偶者の税額軽減・遺留分など、いざという時に困らない最低限の知識が身につきました。

両親が高齢になってから慌てて勉強するより、早めに基礎を入れておくほうが圧倒的に効率的です。


正直なところ:FP3級だけでは何もできない

良かったことばかり書きましたが、過大評価しないよう正直に書きます

① FP3級単体では仕事にならない

FP3級を持っているからといって、FPとして顧客に有料アドバイスする資格はありません。実務的に通用するのはFP2級以上です。

「FP3級を取ったから何かが変わる」というのは幻想です。

② FP3級は「最低限の常識」程度

FP3級の試験範囲は、金融リテラシーの最低ラインです。深く理解できているとは言えません。

ただし、この「最低ライン」を持っているかどうかが、家計の判断で大きく差を生む——これが私の実感です。

③ 暗記中心の試験

FP3級は実用知識を問う試験というより、用語と計算式を覚えるテスト寄りです。実生活で使いこなすには、取得後に自分の家計に当てはめて試算する作業が必要です。

「合格 = 使える」ではありません。「合格 = 用語が分かる」が正確です。


FP2級は目指すか?

現時点では目指していません

理由は明確です。

  • FP3級でカバーされる家計判断の必要知識はほぼ網羅されている
  • 資格は「知識を他人に証明する」ために取るものだが、私はFPとして仕事をするわけではない
  • FP2級は実務向け。家計運用には3級+実体験で十分

もし将来、独立系FPとして仕事をする可能性が出てきたら2級に挑戦するかもしれません。今の目的(家計運用)には3級で十分という判断です。


どんな人にFP3級をおすすめするか

結論から言うと、すべての社会人におすすめします。

特におすすめする人

対象理由
新卒〜30代の会社員これから家計の判断が積み上がる時期。早めに知識を入れる投資効果が最大
結婚・出産を機に家計を見直す人保険・住宅・教育費の判断に直結
保険を勧められて迷っている人FP無料相談に行く前にFP3級を取るほうが、はるかに良い判断軸になる
**転職や独立を検討中の人私のように、収入が変動する前提でライフプランを試算できる**
両親の相続が現実味を帯びてきた人相続税・遺留分の基礎が頭に入る

必ずしも必要でない人

  • 既にFP1級・2級保有者
  • 金融機関で実務経験がある人
  • 「保険・投資は全部FPに任せる」と決めている人(ただしFP選びの目利きには3級知識が必要)

受験のコスト

項目金額
受験料(学科+実技)8,000円(2024年時点)
教材費0円(ほんださんの動画は完全無料)
学習時間約20〜30時間(1週間)

実質8,000円・1週間で取れる——コスパは資格の中でもトップクラスです。


まとめ

項目内容
受験時期2024年2〜3月(転職前)
学習期間約1週間
教材YouTube「ほんださん / 東大式FPチャンネル」FP3級爆速講義
受験料8,000円
結果学科・実技ともに合格
動機転職前のライフプランニング
取って良かった点民間保険・公的保障・必要保障額・相続の全体像
FP2級を目指すか現時点では目指さない
おすすめ対象すべての社会人

「FP3級なんて意味ない」と言われますが、取って何かができるようになる資格ではなく、取って初めて気づける視点を与えてくれる資格だと感じています。

1週間・8,000円で、お金の判断軸を1段引き上げられる——この投資効率に勝る勉強は、なかなかありません。

これからお金について考えたい方、家計を見直したい方、転職や結婚で家計に変化が起きる方には、最初の1歩としてFP3級を強くおすすめします。


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※本記事は運営者個人の体験・調査に基づくものです。試験制度・出題範囲は変更される可能性があるため、最新情報は日本FP協会 または 金財 の公式サイトでご確認ください。詳細は免責事項をご確認ください。